日医連ニュース
日本医師連盟ニュース
2007/9/3(Mon.) 臨時増刊号 1・234/4 INDEX
「日本医師連盟常任執行委員会」開催
─第21回参議院選挙結果を報告─
 八月二十一日(火曜日)、日本医師連盟は「常任執行委員会」を開催し、武見敬三候補が自由民主党比例代表の次点・落選に終わったこと、更には各選挙区における推薦候補者の当落状況が、過去に例を見ないほどの結果(当選率・四六%)であったことなど、第二十一回参議院選挙結果に関する報告を行った。
「日本医師連盟常任執行委員会」開催─第21回参議院選挙結果を報告─(写真)

選挙結果を真摯に受け止め再出発を!

 会議の冒頭、唐澤祥人日本医師連盟委員長より、次のような選挙結果に対する報告がなされた。「第二十一回参議院選挙におきまして、日本医師連盟推薦の武見敬三候補の得票は、十八万六千六百十六票であり、残念ながら次点という結果に終わった。この結果を大変重く受け止め、ご支援いただいた先生方に本当に御礼申し上げますとともに、まことに残念な結果であると心からお詫び申し上げます。さまざまな要因が考えられるが、年金記録に対する記載漏れ問題、現職閣僚の不適切発言、人口減地域における格差拡大等が根底にあった。また、武見候補については、医療制度に関し、党内野党という立場で、果敢に医療費の総枠制のこと、医療特区の話等数え切れないほどたくさんのことに体を張って頑張っていただいたが、その業績も会員の先生方に十分にお伝えすることができなかった。いずれにせよ、自民党に対する逆風、また、引き続く診療報酬減額改定ということが、武見候補を忌避するということになったと感じられる。そして、医師連盟として全国的に統一歩調が取れなかった経過もあるので、新たな再出発ということで考えていきたい。今後、診療報酬改定を踏まえて、次年度の改定率が決まるまで徹底的に頑張りたい。たくさんの課題にきめ細かく対応していくことで、武見候補を失った分、余計頑張っていかざるを得ない。また、西島英利参議院議員とも十分連携を取りながら、今まで培ったものをさらに広げていくということで頑張って参りたい」。

今後とも、国家・国民のために役立ちたい!

 続いて、日医会館を訪問中であった武見敬三氏より、出席の常任執行委員に対して、「この度の参議院選挙では、全国各地で多くの先生方から本当に心の温まるご支援をいただきました。このことに対し、この場をお借りして改めて感謝申し上げます。そして、私自身、国民の健康と医療を守るとの気持ちにいささかの変化もございません。また、わが国のために役に立つとの志も全く変わるものではございません。したがいまして、この際、初心に返って、鍛え直し、いずれまた世の中の役に立つ仕事をしっかりとさせていただければと考えています。そうした立場に立って出直す所存でございますので、先生方の引き続きのご支援とご指導を心からお願い申し上げます(要旨)」との挨拶がなされ、「常任執行委員会」は終了した。

「日本医師連盟常任執行委員会」開催─第21回参議院選挙結果を報告─(写真)

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