負けられない戦い、全国の医師連盟が総力をあげて支援を
執行委員会は、今村聡副委員長の司会で開会。はじめに昨年十二月に繰り上げ当選した武見敬三参議院議員から挨拶があった。
引き続いて横倉義武委員長が挨拶に立った。
「本日はご多忙のなか執行委員会に参集いただき感謝申し上げる。参議院比例代表選挙については、昨年十二月に行われた衆議院総選挙を受けて、十二月十八日に常任執行委員会を開催し、常任執行委員の先生から意見を賜った。要約するとその内容は、『日医連の組織を強化していくには、日医連を代表する候補の擁立を行うべき』 『日本医師会の医療政策を実現させていくには、政権与党から候補者を擁立するべき』『選挙まで半年と時間が限られているので、知名度のある執行部から候補者を選定するべき』の三点であった。
すでに、歯科医師会、薬剤師会、看護協会、検査技師会、理学療法士会は、今夏の参議院比例代表選挙へ推薦候補者の擁立を決定している。
最近の医療政策のなかで、チーム医療推進の名のもとに『看護職の特定機能の承認』『生活習慣病薬のスイッチOTC化の問題』等があり、このような動きを見ていると、過去二回の参議院選挙で日医連の力がおちているというふうに他団体から見られ、今回の参議院選挙でも候補者を擁立できない、また当選もできないということでは、医師の領域をさらに侵食されてしまうという懸念もあり、今回は候補者を出すべきであると判断した」
全国が一致して推薦できる候補者を検討
「また、先ほど開催した常任執行委員会において、複数の都道府県医師連盟からの推薦があった、『羽生田たかし副委員長』を日医連の代表候補として戦おうとの意見集約に至ったところである。
ついては、羽生田副委員長を日医連の代表候補者としたいと考えているところであるが、執行委員の先生方の意見を賜りたい」と提案し、全会一致で羽生田たかし副委員長(日医副会長)を推薦候補者とすることを決議した。
全会一致で羽生田氏の推薦を決定
併せて、全国の都道府県医師連盟、郡市区医師連盟が一丸となって支援体制を構築すること、医療関係団体へも早急に支援要請を行うことも確認された。
安倍晋三自民党総裁(首相)と羽生田たかし副委員長

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